米Light Readingとパケット通信を促進する業界団体である「International Packet Communications Consortium(IPCC)」は,共同でVoIPアプリケーションのディレクトリを作成する。Light Reading社が米国時間2月9日に発表した。これは,通信事業者の次世代VoIPサービス配備を支援する構想の一部として発表されたもの。

 「VoIPは,通信事業者がパケット・ベースのインフラを使って収益をあげるために新しいサービスを配備する第2フェーズに移行している。Light Readingは,通信事業者の目的達成を支援するために製品のディレクトリを提供して発展を促進したい」(Founding Editor社)

 Light Reading社とIPCCは,VoIPアプリケーション・ソフトウエアの包括的なオンライン・ディレクトリを作成する。プロジェクトの第1段階として,Light Reading社は主要製品カテゴリを定義するVoIPアプリケーションの分類法とサプライヤのリストを WWWサイトで発表した。

 また,ベンダーは, WWWサイトからアンケートをダウンロードして自社と自社製品に対する詳細を提出できる。この情報は,オンライン・レポートに追加される。

 最初のディレクトリは,VoIPサービス・アプリケーション・ソフトウエアに焦点を当てるが,アプリケーション・サーバー。メディア・サーバー,ゲートウェイ,ゲートウェイ・コントローラといったネットワーク・デバイスとソフトウエアにも拡張する予定。

◎関連記事
「2003年の米通信業界は前年比4.7%成長,2007年には1兆ドル規模に」,米調査
米Verizonの米国内ネットのVoIP化に向け,加Nortelがインフラを独占供給
「明確な法令が制定されれば,2009年までに米国の通話は40%がVoIPに」,米調査

発表資料へ