米Southwest Airlinesは,同社の利用客が搭乗券を自宅で印刷できるサービスを開始した。同社が米国時間2月5日に発表した。

 新しいサービスにより,電子チケットを利用する同社の利用客は,WWWサイト(southwest.com)にログオンして予約したチケットの搭乗券を印刷できるようになった。搭乗券は,出発日の午前0時1分から印刷可能になるため,空港に向かう前に搭乗券を手にすることができる。荷物のチェックアウトが必要ない旅行客は,直接セキュリティ・チェックポイントを介して搭乗口に向かうことができるようになる。

 旅行中のそれ以降の搭乗券は,セルフサービスで空港のキオスク,出発ゲートの同社顧客サービス・エージェント,またはコンコース内の顧客サービス・カウンタで印刷できる。オンラインの搭乗券と同じく出発日の午前0時1分から印刷可能になる。

 これまでは,オンラインでチケットの予約をした顧客は,同社サイトから予約確認のページを印刷して,空港の顧客サービス・エージェントまたはSkycapで提示して搭乗券を受け取っていた。

 同社WWWサイト上からの予約による売上高は,年間30億ドルを超えている。これは,利用客からの収入のおよそ54%に該当する。同社の利用客の約85%は,予約センター,チケット・カウンタ,WWWサイト,代理店を通じて電子的に予約を入れている。同社は,オンライン商品にレンタ・カー,ホテルを加え,空港にセルフサービス向けキオスクを設置した。

 先ごろ,同社は搭乗客数で国内最大の航空会社になった。現在30州,58都市に運航している。

◎関連記事
「3月は旅行サイトが盛況,ビジター数が前月比12%増加」,米ニールセンの調査
「オンライン旅行代理店を脅かす航空会社サイト」,米ジュピターの調査
米BEA,航空15社の企業グループStar Allianceと5年間の共同購入契約を締結
JALなどアジア航空大手4社,貨物ポータルを共同開設
取扱高増を狙い予約サイトが相次ぎ刷新

発表資料へ