英BTは英国時間2月4日に，ネットワーク監視サービス「Applications Assured Infrastructure」を発表した。顧客企業の情報通信技術（ICT）インフラ全体にわたり，主要な企業向けアプリケーションのパフォーマンス監視および管理を行なう。「企業はICTを最適化し，業務を効率化できる」（BT社）

　同サービスは，「Audit（検査）」「Optimize（最適化）」「Monitor（監視）」「Manage（管理）」「Assure（保証）」で構成する。これらは単独，または組み合わせによる利用が可能。

　各サービスの主な特徴は以下の通り。

・Audit（検査）：
　ICTインフラを分析し，使用するアプリケーションについて，種類，場所，ユーザー，性能などを特定する

・Optimize（最適化）：
　検査したデータを利用して，ネットワーク・ポリシーやネットワーク設計の変更など，パフォーマンスを最適化するためのアドバイスを提供する

・Monitor（監視）：
　ICTインフラを監視および測定し，パフォーマンスの確認と，繰り返し発生する問題や傾向の特定を行なう

・Manage（管理）：
　監視の結果をもとに，問題防止のための事前策を実施する

・Assure（保証）：
　世界規模のICTインフラ全体で，業務アプリケーションの保証を提供する。WAN，LAN，データ・センターなどの保証も行なう

　「今回発表した新サービスにより，企業はアプリケーションとインフラの関係を十分に把握し，問題が発生する前に手を打つことができる」（BT社Global Services部門CEOのAndy Green氏）

　Assureを除くサービスは，2004年4月より英国と欧州大陸で利用可能にする。Assureは，年内に提供を開始する。価格はインフラ規模によって異なるが，米メディアの報道（InfoWorld）によると，中規模向けのAuditが2万ポンド（約3万6754ドル）という。

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