米IBMの前インターネット技術担当副社長で,現在Attitude社の社長を務めるJohn Patrick氏が,ノルウェーOpera Softwareの役員に就任した。Opera社が現地時間1月30日に明らかにしたもの。
Patrick氏は35年間IBM社に勤務し,米IBM Creditでリース事業の設立に関わったほか,上級マーケティング・エクゼクティブとして同社のノート・パソコン「ThinkPad」の立ち上げを担当した。また同氏は,IBM社にインターネットを導入させた人物としても広く知られているという。
業界での評価も高く,「『業界で最も興味深い頭脳の1人(Business 2.0誌)』,『技術革新を推進でき,経済的な成長への点火を行うトップ30人の1人(Industry Week誌)』,『ネットワーク界で最もパワフルな25人の1人(Network World誌)』などと呼ばれている」(Opera社)
Patrick氏は,World Wide Web Consortium(W3C)の設立メンバーであり,現在はGlobal Internet Project会長や米国電気電子学会(IEEE)上級メンバーのほか,Internet SocietyやAssociation for Computer Machinery,Center for Strategic and International StudiesのWorking Group on Authenticationのメンバーといった肩書きも持つ。
「インターネットの可能性を開拓したことで得た豊富な経験をベースとする,Johnの影響力と個性的な洞察力を得ることができて興奮している。(当社のWebブラウザ)Operaの開発に協力してもらい,機能を強化できるのが楽しみだ」(Opera社会長のChristian Thommessen氏)
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