米PeopleSoftは米国時間1月30日,役員会の候補4人を明らかにした。3月25日に株主総会を開催し,投票を行う予定である。

 候補者は米Ask Jeevesの元CEOであるGeorge "Skip" Battle氏,PeopleSoft社社長兼CEOのCraig Conway,米Credit Suisse First Bostonの元CIOであるFrank Fanzilli Jr.氏,Read-Rite社元会長のCyril Yansouni氏。いずれも2年間の任期満了に伴う再選である。

 なお,同社の敵対的買収を計画している米Oracleも,PeopleSoft社役員会の候補者5人を1月23日に発表している。Oracle社が推薦する候補者は,California大学ロサンジェルス校Anderson Business School教授のDuke K. Bristow氏,米PurchaseProの元CEOでVenture Capital Tech社社長のRichard L. Clemmer氏,米KeyCorpの元上級執行副社長兼最高管理責任者(CAO)のRoger Noall氏,Laurel Crown Capital社マネージング・プリンシパルのLaurence E. Paul氏,North Western大学ケロッグ経営大学院教授のArtur Raviv氏。

 Conway氏は,「3月25日の株主総会で,Oracle社の当社に対する業務妨害をできるだけ早く過去のことにしてしまいたい。当社は3四半期にわたって,Oracle社の企みと戦いつつ,好調な業績をあげてきた。当社の株主がOracle社を拒否し,当社の営業部門が自由になったとき,創出される価値について考えてほしい」と述べた。「(株主にとって今度の株主総会は)PeopleSoft社が推す候補者に投票し,Oracle社の候補者を否認することで,当社の事業を混乱させるOracle社の行為に終止符を打つ好機だ」(同氏)

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