米IBMの役員会は,日産自動車の共同会長兼社長兼CEOであるカルロス・ゴーン氏を役員に選出した。IBM社が米国時間1月27日に明らかにしたもの。ゴーン氏は2004年3月1日より,同社役員会に加わる。

 IBM社会長兼CEOのサミュエル・J・パルミザーノ氏は,「ゴーン氏の国際ビジネスにおける経験と見識が当社役員会に新たな価値をもたらすだろう」と述べた。

 ゴーン氏は1999年,日産のCOOに就任。2001年に社長兼CEOに就き,2002年6月から共同会長も兼ねる。それ以前は,1996~1999年にフランスRenaultの執行バイス・プレジデントを務め,1979~1996年はフランスCompagnie Generale des Etablissements Michelinの欧州,ブラジル,米国事業で多数の管理職を歴任した。

 なお同氏は,米Alcoa,Renault社,ソニーの役員でもある。

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