米Microsoftは,レポート作成ソフトウエア「SQL Server 2000 Reporting Services」を米国時間1月27日にリリースした。SQL Server 2000のライセンス取得企業にアドオンとして無償で提供する。「どのようなデバイスからでも,あらゆるデータ・ソースにリアルタイムでアクセスできるため,ビジネス・インテリジェンスの全社的な活用が可能になる」(同社)という。対応言語は英語,フランス語,ドイツ語,イタリア語,中国語,韓国語,日本語。

 Reporting Servicesは,Microsoft社のWindows Server Systemを構成するデータベースSQL Serverに向けたもの。同社のビジネス・インテリジェンス・プラットフォームを補完する製品と位置付けている。

 Microsoft社Enterprise Servers担当上級副社長のPaul Flessner氏は,「Reporting Servicesは,市場に出回っている競合製品よりコスト効率の高い拡張性のある製品。企業は異種システムのデータに簡単にアクセスできるため,データに基づいた的確な意思決定を行える」と説明する。

 米メディア(CNET News.com)によると,Reporting Servicesは,Excel,PDF,画像,Webページといったファイル形式のほか,XML形式でもレポート出力が可能で,他のアプリケーションと直接データを共有できる。

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