米Intelは,元米通商代表で現在米Wilmer, Cutler & Pickeringのシニア・インターナショナル・パートナであるCharlene Barshefsky氏を同社役員に任命した。Intel社が米国時間1月22日に発表したもの。

 Barshefsky氏は,ウイスコンシン大学とアメリカ・カトリック大学を卒業し,法律事務所に勤務。その後,1997~2000年の閣僚在任中に,海外市場の開放政策を押し進め,投資の障壁や複雑な規制の排除に努めた。

 Intel社役員会会長のAndy Grove氏は,「当社役員会にBarshefsky氏を迎え入れることをたいへんうれしく思う。海外事業拡大を図る当社に,貿易に関する同氏の経験と知識が加わることは,最大の機会の一つであり,最大のチャレンジの一つとなる」と述べた。

 また同社は,1993年以来同社役員を務めたWinston Chen氏が5月に退任することも明らかにした。

 Barshefsky氏の加入によって,役員会は一時的に13人構成となるが,Chen氏と,すでに退任を発表しているCharles Young氏が5月に去った後,11人構成に戻る。

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