「インターネット・ユーザーの23%が,異性をデートに誘う際に電子メールやインスタント・メッセージング(IM)を使う」。米Time Warner傘下のAmerica Online(AOL)が米国時間1月22日,バレンタイン・デーに向けたオンライン活用の調査結果を発表したもの。それによると,デートに誘う手段として電子メールやIMを使うのは男性(31%)の方が女性(15%)より多いという。また未婚成人のインターネット・ユーザーの10人に1人は,出会い系サイトを「以前使った」か「現在も利用している」と答えた。

 調査は,AOL社のIMサービス「AOL Instant Messenger(AIM)」対応の出会い系サイト「love.com」で,米Opinion Researchが18才以上の未婚者933人を対象に実施した。

 調査によると,IMを使ってデートに誘うユーザーは,平均してデートの4週間前に声をかける。日中IMを使うユーザーは,相手を口説くのに平均42分費やす。IMでデートを申し込む人の割合を地域別にみると,米国の北東部と西部が27%と高く,中西部と南部は19%と少なかった。

 デートに出かける前に,相手の情報をオンライン検索をしたことがある男性ユーザーは12%,女性ユーザーは8%。「デート相手を検索する人にとって良いニュースは,『プロフィールで嘘を書かない』(88%),『罪のない嘘を少しつく』(6%)という結果だ」(同社)

 そのほかの主な調査結果は以下の通り。

・電子メールやIMでデートを申し込む人は,「18歳~24歳」(33%)の方が「それ以上の年齢層」(19%)より多かった

・電子メールやIMにカラフルな壁紙やアイコンを使って相手の気を引こうとする人は9%。こうした行動をとる傾向は,「18歳~24歳」のユーザーで14%,「それ以上の年齢層」で7%

・出会い系サイトを利用したユーザーの24%は,ほかのユーザーのプロフィールを電子メールやIMで友人に送って相談する。そのうち「常に意見を聞く」のは8%,「ときどき意見を聞く」のは16%

・出会い系サイト利用者の82%は,自分のプロフィール作成に1時間もかけない。52%は20分程度で完成させている

・出会い系サイトを利用したユーザーの44%が,以前の恋人など,知人のプロフィールを見つけたことがある

・オンラインで出会った人と恋愛関係になったこと男性ユーザーは7%,女性ユーザーは3%

◎関連記事
「オンライン・ショッピングで購入に至るネット・サーファーの割合は,既婚者の方が高い」,米社調べ
私には40万人の友達がいる!――人気者コンテスト「Friendster」が爆発的流行
現役陸軍大佐もハマッてしまった米国版「出会い系サイト」の実態
「米国で“サイバー・ストーカ”が増加中」,米調査より
米国の出会い系サイト,テロ後,長い付き合いをできる友を求める人が44%増
出会い系サイト規制法が9月にも施行。違反者には100万円以下の罰金
「米国ティーンはネットをフル活用,利用時間が最も長い都市はピッツバーグ」,AOLの調査
中・高校生の12.4%が出会い系サイトを利用

[発表資料へ]