米i2 Technologiesと米IBMが,i2社のサプライ・チェーン計画ソリューションを,米Intel製プロセサ・ベースのWindowsサーバー「IBM eServer xSeries」向けに提供すると米国時間1月16日に発表した。動作対象のサーバーは,Intel社のXeonまたはItanium 2を搭載し,Windows 2003 Serverを採用する。

 i2社企業提携担当副社長のCharlie Latch氏は,「中核業務プロセスを最適化し効率の低い部分を絞り出すために,当社の顧客のあいだでクローズド・ループのサプライ・チェーン・ソリューションの導入が進んでいる」と述べる。「顧客を対象に調査したところ,ITおよび業務担当マネージャは,性能と所有コストをItaniumベースのサプライ・チェーン管理(SCM)ソリューションにおける魅力のトップ2に挙げた。IBM社と発表したこのソリューションは,市場のこうした要求に応えるものだ」(同氏)

 同ソリューションの対象となるxSeriesのサーバーのOSは,64ビット・プロセサであるItanium 2に対応するWindows Server 2003。1パーティションで最大64個のItaniumプロセサを搭載でき,最大8ノードのクラスタ化も可能。最大メモリー容量は512Gバイトで,IBM社のNon-Uniform Memory Access(NUMA)アーキテクチャを採用している。

 また同ソリューションの一環として,IBM社はGlobal Financing部門を通じて融資/リース・サービスを提供するという。

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