米Sun Microsystemsは,2004会計年度第2四半期(2003年10~12月期)の決算を米国時間1月15日に発表した。売上高は28億8800万ドルで,前年同期の29億1500万ドルと比べて0.9%減少した。ただし,前期比では13.9%の増加となり,「7~9月期から10~12月期への伸び率としては,1998年以来最高を記録した」(Sun社)。純損失は1億2500万ドル(1株あたり損失は4セント)で,前年同期の22億8300万ドル(同72セント)と比べて,赤字が大幅に縮小した。

 粗利益率は41.8%で,前期から1.7ポイント増加したが,前年同期からは1.5ポイント減少した。

 「2003年10~12月期は我々にとって歩みを進めた四半期となった。ドイツのベルリンで開かれたSunNetwork会議で20を超える新製品を発表し,米AMDとの提携により,製品面と価格面の両方で競争力も付いている。業績改善による資金調達の結果,当期末の現金および有価証券の合計は51億6100万ドルとなった」(Sun Microsystems社会長兼社長兼CEOのScott McNealy氏)

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