米Yahoo!と中国のオンライン情報サービス・プロバイダSINAは,合弁会社の設立で最終的な合意に達した。両社が米国時間1月13日に発表した。新しい会社は,中国の中小企業,売り手,買い手向けに新しいオークションをベースとする電子商決済サービスを提供する。同サービスは,2004年中旬に提供開始される予定。

 新しいサービスは,共同ブランドとして提供する。両社は合弁会社を通じて,固定価格と入札型価格設定の両方の商品販売モデルを提供する。また,オークション・ベースの電子商決済プラットフォーム,トランザクションを行なうための一連のサービスを用意する。

 中国のドメイン名を管理する非営利組織であるCNNICによれば,過去5年間で中国のインターネット・ユーザー数は大きく成長している。その数は,2003年12月の時点で,7800万人に上る。

 Yahoo!社は,日本,台湾,香港でオークション・サービスを運営している。同社は,オーストラリアにおけるオークション・サイト「Sold.com.au」を8月に閉鎖している。また,2002年には,欧州において5つのオークション・サイトをeBayとの契約をもとに閉鎖している。

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