米Sun Microsystemsは,開発者向けのWebサイト「Sun Developer Network」の刷新を米国時間1月13日に発表した。同サイトは,同社が提供してきたプログラム,Webサイトを統合する。ネットワーク・コンピューティング,Webサービス,Java技術をベースとするツールを提供する。ソフトウエア開発者による複数の技術,標準,オペレーティング環境にまたがるアプリケーションとサービスの構築,配備を支援する。

 同社が2003年6月に発表した「Sun Developer Network Program」の第1フェーズは,世界のJava技術の支持者とSolaris開発者から注目を集めた。現在およそ190カ国から63万人を越える開発者がニュースレターを購読している。

 拡張されたSun Developer Networkは,JavaとSolaris開発者,技術プロフェッショナル・コミュニティのオンラインにおける情報収集の場となる。これまで,異なるプログラムとして存在していた3つのプログラム「Java Developer Connection」「Solaris Developer Connection」「Java Wireless Developer Connection」,13の異なるWebサイトを統合する。

 新サイトには,フォーラムでの通知といった情報追跡機能の強化,検索機能の改善などを加える。また,中国とインドのJava開発者向けにコンテンツをローカライズするなど,米国外の開発者向けコンテンツも増強している。

 同社は,Javaサーバー・ソフトウエア,ハードウエアの販売促進を目指して,開発者の取り込みに向けた努力を行なってきた。同社は,同年中ばに出荷が予定されている開発者向けツール「Java Studio Creator」において,オンライン・リソースと連携効果を狙っている。

 Sun Developer Networkプログラムの参加,サービスの購読,フォーラムの参加,Java,Solaris,Sun社ソフトウエア技術に関する情報は,同Webサイトに記載されている。

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