米Roxio傘下の米Napsterとストレージ・メディアを手掛ける米Imationは,Napsterブランドの記録メディアの提供に関して提携関係に入った。両社が米国時間1月7日に明らかにしたもの。Imation社は,NapsterブランドのブランクCD-RおよびDVD製品の販売,マーケティング,流通サービスを北米で独占的に展開する。
ブランクCD-Rの売上高は,オーディオ・アプリケーションの利用増加に伴い着実に伸びている。米IDCのRemovable Storage部門担当リサーチ・ディレクタのWolfgang Schlicting氏は,「合法的で値段が手頃な音楽コンテンツのダウンロード・サービスの人気が高まっており,CD-Rの需要増とユーザー層の拡大は必至」と予測する。また,米Jupiter Researchは,オンライン音楽サービスが2008年には15億ドル規模に成長するとみる。
なお,Imation社が提供するNapsterブランドのメディア製品ではプロモーションとして,ダウンロード音楽の引き替えコードを提供するという。
Napster社社長兼COOのMike Bebel氏は,「多くのユーザーは,ダウンロードした曲を人気ブランドのCD-Rに記録している。光メディアで名の知られたImationと提携することは,NapsterブランドのCD-Rを売り込むうえで理にかなっている」と説明した。
またNapster社は同日,同社製品の販売に関して,Imation社,米Case Logic,大型小売店の米Targetと複数年にわたる提携関係を結んだことを発表した。「Napsterブランドの製品を“ワン・ストップ”で購入できるようにする」(Napster社)という。
2月15日より全米のTarget店舗を通じて,楽曲のダウンロードに使用できるプリペイド・カード,「Napster 2.0 」ソフトウエア,Imation社製光メディア,Case Logic社のCDケースなどを販売する。
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