米Adobe Systemsは,PageMakerユーザーの移行促進を狙ってレイアウト・ソフト「Adobe InDesign CS」の新バージョン「Adobe InDesign CS PageMaker Edition」を米国時間1月5日に発表した。同製品は,WindowsとMac OS Xシステムの両方のユーザーが利用できる。
新版では,InDesign CSに加え,PageMakerが提供するパブリッシング・パッケージ「InBooklet」,テキスト・エディタ「Story Editor」などのプラグイン・パック「PageMaker Plug-in Pack」,テンプレート,トレーニング・マテリアルを収録する。同製品により,PageMakerユーザーは,InDesign CSに容易にアップグレードが可能になるという。
Adobe PageMaker Plug-in Packは,PageMakerの基本的な機能をInDesign CSに追加し,PageMaker 6.0~7.xとQuarkXPress 3.3~4xのドキュメント変換をサポートしている。プラグイン「ALAP InBooklet Special Edition」は,自動的にドキュメントのページを印刷時に再調整する。そのほかにも,番号付け,データ統合,PageMakerのクロップ・ツールに似たポジション・ツール,80種類を越えるテンプレートなどを提供する。
Mac OS XとWindows向けのInDesign CS PageMaker Editionは,2004年第1四半期に北米にて出荷される。Adobe PageMakerの登録ユーザーには,349ドルで提供される。PageMakerの登録をしている教育者は,219ドルで利用できる。詳細は,同社のWebサイトに記載されている。
Adobe PageMaker Plug-in Packは,49ドルで購入できる。同パックは,2004年春に「Adobe Creative Suite Premium版」に収録される予定。推定小売価格は1229ドル。「同Standard版」は999ドル。
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