米Goldman Sachs,米Harris Interactive,米Nielsen//NetRatingsは,ホリデー・シーズンのオンライン・ショッピングに関する調査結果を米国時間12月16日,発表した。それによると,11月29日~12月5日のオンライン支出(旅行関係を除く)は27億ドルで,前週比18%増加,前年同期間と比べて85%急増した。

 調査は,1300人のオンライン・ユーザーを対象にアンケートを実施したもの。回答者の31%は「ホリデー・シーズンのオンラインショッピングを終えた」が,46%は「開始したばかり」で,42%は「まだ始めていない」という。

 「70%近いオンライン・ユーザーがまだショッピングを終えていない。また,ハヌカ(ユダヤ教の祭り)が昨年より3週間も遅く始まること,オンライン小売業者が出荷の締め切りを延期したことなどの要因が加わり,ホリデー・シーズンのオンライン・ショッピングは今後も堅調な伸びをみせるだろう」(Nielsen//NetRatings社シニア・アナリストのAbha Bhagat氏)

 オンライン・ショッピングを利用する理由については,38%が「人ごみを避けるため」と回答しており,35%は「オンラインの方が,店舗より安いものが見つかりそうだから」と述べている。

■オンライン・ショッピングを選ぶ理由(調査期間:2003年11月29日~12月5日)
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理由                          割合(%)
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人ごみを避けたいから                                      38
オンラインの方が価格が安いから                            35
オンラインだと製品比較(性能,値段)が簡単だから          28
店舗までの移動が不便                                      28
オンラインの方が,品揃えが幅広い                          26
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出典:Goldman Sachs社,Harris Interactive社,Nielsen//NetRatings社

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