米Intelは米国時間12月8日に,「Itanium 2」プロセサのプロモーション・キャンペーンを発表した。最大90日間,無償でItanium 2搭載サーバーおよびサービスへのアクセスを提供する。

 「The Intel Itanium 2 Solution Challenge」と呼ぶこのキャンペーンは,企業に,現在所有しているサーバーとItanium 2搭載サーバーを実際に使い比べてもらうというもの。RISCベースのコンピュータを使用しているGlobal 500企業を対象とする。「企業のCIOに,Itanium 2ベースのサーバーが実現する,他のシステムとは違うものを体験してほしい」(Intel社Itanium Group部門ディレクタのLisa Graff氏)

 同キャンペーンでは,米Hewlett-Packard,米IBM,中国のLangChao,中国のLenovo,NEC,韓国のSamsung,米SGI,米UnisysといったOEMのほか,米BEA Systems,米i2 Technologies,米Microsoft,米Oracle,ドイツのSAP,米SASなどのソフトウエア・ベンダー,米Avanadeなどのシステム・インテグレータの協力を得る。

 同キャンペーンは2004年夏を通じて提供する。

 ちなみにIntel社によると,現在Global 500企業の上位25社のうち,14社がItaniumベースのシステムを導入済み,あるいは試験運用中だという。

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