米Microsoftは,在欧アメリカ空軍(USAFE:U.S. Air Forces in Europe)とU.S.Organizations(USO)センターと提携して,各地のUSOセンターにゲーム・コンソール「Xbox」を設置する。同社が米国時間12月4日に発表した。これは,「Operation: Live Connections」と呼ばれるプログラム。国外で軍事活動に従事している米軍人がビデオ・ゲームをプレイしながら母国の家族や友人とリアルタイムの会話が楽しめるようになるというもの。

 同プログラムを通じて,世界のUSOサービス・センターには,Xboxコンソールが備えられ,オンラインのゲーム・サービス「Xbox Live」が利用可能になる。高速接続を介して何万人もの軍人が家族や友人と会話できるようになる。

 USAFEは,同年初めに生活様式を改善し道徳心を向上させるために必要な要素を問う調査を実施した。その結果,欲しいものとしてオンラインのゲーム・センターがトップだった。そのため,USAFEは,欧州7カ国における14の基地に17のXboxゲーム・ラウンジを開設した。

 同プログラムにより,12月から全米と米国外のUSOサービス・センターにXboxコンソール,オンラインのゲーム・サービス「Xbox Live」アカウント,「NFL Fever 2004」,「Gotham Racing 2」,「Crimson Skies」といった人気ゲーム・タイトルが用意される。

 「Mocrosoft社は,USOとUSAFEに協力して,ホリデー・シーズンに米軍の従事者が家族と連絡を取れる新しい手段を提供するプログラムの使命を果たす機会を与えられて非常に光栄である。道徳心の向上を促進し,軍隊とその家族に献身的なサービスと離れ離れにいるという犠牲に対して感謝を示す真のランドマーク的な努力となった」(Microsoft社Xbox Liveマーケティング・ディレクタのJulia Miller氏)

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