米Overture Servicesは,オンライン・マーケティングの効果を測定するサービス「Marketing Console」を米国時間11月20日,発表した。「Marketing Consoleにより,広告主はすべてのオンライン・チャネルにおけるマーケティング効果を総合的に測定・分析できる」(同社)とする。

 同サービスでは,CPA(Cost Per Acquisition)やROAS(Return on Advertising Spend)といった広告費用対効果を測る指標でオンライン広告のパフォーマンスを監視するほか,キャンペーン費用データの統合や販売サイクルの見極め,新規/リピート顧客のアクセス動向などの機能を提供する。

 これにより,広告主はオンライン広告の全体像が把握できるほか,サイト訪問者の検索動向やサイトのトラフィック状況などをレポートで確認できる。

 「我々は広告関係者が適切な指標をもとに,マーケティングでより効果的な決定を行えるようにするのが目標だ。Marketing Consoleでは,オンライン・マーケティングのすべてを追跡することができる」(Overture Services社Overture Performance Marketing部門シニア・バイス・プレジデント兼ジェネラル・マネージャのSteven Mitgang氏)

 Marketing Consoleは,米国で間もなく販売開始する予定。同社のOverture Performance Marketing部門およびOverture社の提携先が販売を取り扱う。

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