米Microsoftは米国時間11月10日に,「Office System」向けのアドオン・ツール「Office Solution Accelerator for Proposals」を発表した。同ツールにより,「企業の営業部門は企画提案プロセスを合理化することができる」(Microsoft社)としている。

 Office Solution Accelerator for Proposalsは,「Office Professional Edition 2003」と密に連携する。ソフトウエア・コンポーネント,テンプレート,構築ガイドなどを組み合わせており,「顧客やパートナ企業の営業担当者が採用に結びつく企画を作成できるよう支援する」(Microsoft社)。企画提案の手順を自動化し,既存の法規や製品情報を利用して効率的なコラボレーション環境を構築するとともに,プロジェクト管理を向上することが可能。

 Office Solution Accelerator for Proposalsはすでに配布を開始している。「Office Word 2003」あるいは「Office InfoPath 2003」のライセンスを購入し,「Software Assurance」に加入しているユーザーを対象とする。

 Microsoft社によると,Pragmatech Software社,Quilogy社,Sant社,Wipro Technologies社,米XeroxのXerox Global Servicesなどが,Office Solution Accelerator for Proposalsをベースにしたソリューション作成のノウハウなどを顧客に提供しているという。また,早期導入プログラムの参加企業には,Activiti社,EYT社,Geniant社,Immedient社,K2 Information Services社,Shipley Associates社,Statera社などが含まれる。

◎関連記事
米Microsoft,「Office System」の一般提供を開始
MS Officeはどこへ行く
米Sunの「StarOffice 7」,米リンドウズ・コムが59.95ドルの特別価格で販売
OpenOffice.orgがオープンソース版オフィス・スイート「OpenOffice.org 1.1」の最終版を公開
OASIS,オフィス・アプリのXML標準フォーマットを検討する技術委員会を設置
米Adobe,PDF/XDP形式電子フォームの作成ソフトを発表
業務システムでの導入を想定したAcrobat新版が登場
「文書管理でマイクロソフトと戦う」──米アドビCEO

[発表資料へ]