米Red Hatとオープンソース・ソフトウエア開発を手がける団体Fedora Projectは,一般ユーザー向けLinuxディストリビューション「Fedora Core 1」を公開した。Red Hat社が米国時間11月6日に明らかにしたもの。同団体のWebサイトから無料でダウンロードできる。

 Fedora Core 1は,Red Hat社の「Red Hat Linux 9」の後継版に当たるソフトウエアで,同団体として初めてのリリースという。Red Hat社の社内プロジェクトとFedora Projectが共同で開発を進めており,Red Hat社は資金,開発者,管理面の支援も行っている。

 今後両者は,カーネル2.6ベースのディストリビューション「Fedora Core 2」の開発に取り組むとしている。

 なおRed Hat社は,一般向けLinuxの事業をFedora Projectに移管したことで,「Red Hat Enterprise Linux」など企業向けソリューション事業へ注力する。

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