米Intelとソニーの米国法人米Sony Music Entertainment(SME)は,携帯電話機向け音楽/ビデオのサービス提供に関して両社が提携したと米国時間10月16日,発表した。Intel社のアーキテクチャをベースとする携帯電話機やPDAにSME社の音楽/ビデオ・コンテンツを配信する。

 今後両社は,SME社のモバイル・アプリケーション,サービス,コンテンツを無線携帯端末向けアーキテクチャ「Intel Personal Internet Client Architecture(Intel PCA)」対応機器用に最適化する。これによりユーザーは,携帯電話機でパソコン並みの画質/音質のデジタル音楽やビデオを楽しめるようになるという。また両社は,同アーキテクチャ・ベースの携帯電話機向けアプリケーション/サービスを共同開発する計画も立てている。

 エンターテインメント・コンテンツとモバイル機器との関係について,Intel社無線通信&コンピューティング・グループ担当上級副社長兼ジェネラル・マネージャのRon Smith氏は「特に音楽と音楽ビデオは,モバイル機器向けアプリケーションのなかで最も魅力的なコンテンツだ」と述べる。「SME社と協業することで,同社の持つ優れたコンテンツをどこにいても高画質/高音質で楽しめるようになる」(同氏)

 さらに両社は,Intel PCA携帯電話機と無線ネットワークをSME社のアプリケーション/サービスに対応させるよう,世界各地の携帯電話機メーカーや無線キャリアに働きかける。

 両社のサービスが利用可能になるのは2004年と見込む。

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