オンライン高等教育の促進を図るOnline University Consortium(Online UC)は,オンラインで学位取得を目指す学習者向けの適性評価ツール「Online Learner Assessment」を米国時間10月9日,発表した。「目的に合わせたオンライン教育を受けることができるよう,学習者の適性を評価する」(Online UC)という。
Online UCは,全米の25大学が参加するオンライン学習ネットワーク。参加大学の一覧は,Webサイトに掲載している。
Online Learner Assessmentは,学習希望者が質問項目に回答すると,スコア結果とオンライン学習に関するアドバイスを表示する。所要時間は5分程度で,無料で利用できる。
Online UCエグゼクティブ・ディレクタのGreg Eisenbarth氏は,「希望者は最適な学位プログラムを選ぶことができる。選択を誤って学習費用をムダにしてしまうことがないため,従業員教育を支援する企業にとっても,ROI(投資回収率)が向上することになる」と述べた。
「オンライン学習で最も利益効果が得られるのは,学位プログラムが学習者のニーズ,学習スタイル,モチベーションと一致した場合だ。同ツールでは学習者の教育に対する慣習も明らかとなるため,入学が見込める人材を見極める最適な手段となる」(Online UC)
◎関連記事
■「eラーニングはカナダの高等教育で重要性を増している」,加企業の調査
■富士フイルムの米国法人がストレージに関するオンライン学習サイトを開設
■eラーニング(キーワード3分間講座)
■東京大学大学院のeラーニング・システム,オープンソースとして公開へ
■「全社員のレベルが上がる」,C&W IDCが900名を対象にeラーニングを導入
■講義映像と連動するJavaのeラーニング教材,システム・テクノロジー・アイが相次ぎ出荷へ
■アットネットホーム,旺文社DIと提携して「英検」のeラーニング・サービス提供
■eラーニングの標準規格「SCORM」新版が来年登場
[発表資料へ]