米Microsoftと米Amazon.comは，Microsoft社の次期版オフィス・スイート「Office System」からAmazon.com社のWebサービスを利用するためのソフトウエア「Amazon.com Research Services for Microsoft Office System」を米国時間10月7日，発表した。Microsoft社のサイト「Office Marketplace」で無償ダウンロード提供する。
同ソフトウエアでは，Office SystemのXML機能とAmazon.com社の「Amazon Web Services」を組み合わせる。ユーザーはOffice Systemの「Research Task Pane」機能を利用してAmazon.com社のWebサイトにアクセスできる。「ブラウザを起動したり，画面を移動することなく，Officeの文書作成画面から直接アクセス可能」（Microsoft社）
例えば，Wordドキュメント内の参考文献名をクリックすると，Research Task PaneからAmazon.com社の該当書籍を購入することができる。同様に，Amazon.com社の表紙画像・脚注などの書籍データをWordドキュメントに挿入することも可能。
Research Task Paneは「Office 2003」のデスクトップ用アプリケーション（「Word」「Excel」「Outlook」「PowerPoint」「Access」），およびOffice Systemのメモ・ソフト「OneNote」や図形描画ソフト「Visio」に含まれる。
「Amazon.comはXML対応のWebサービスを活用し，ユーザーに豊富なコンテンツを提供している。これをOffice SystemのXML機能と組み合わせることで，ユーザーにダイナミックなインタフェースを提供する」（Microsoft社Office Product Management部門ディレクタのGytis Barzdukas氏）
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