米Intelが米国時間10月6日に,動作周波数3.20GHzの「Xeon」プロセサを発表した。1Mバイトのキャッシュを内蔵し,システム・バス(FSB)クロック周波数は533MHz。デュアル・プロセサのサーバー/ワークステーション向けとし,同週より複数のメーカーが対応システムの出荷を開始すると見込む。

 同プロセサは,Xeonプロセサ製品系列のデュアル・プロセサ向け製品のなかで最も動作周波数が高い。既存プロセサとのピン互換性があるので,「これまでに行った投資を無駄にしない」(同社)という。

 対応チップセットは,サーバー用の「E7501」とワークステーション用の「E7505」。また「IntelPRO Gigabit Ethernet Network Connection」や「Intel Server RAID Controller」との互換性も保っている。

 3.20GHz版Xeonプロセサの1000個ロット時の単価は851ドル。世界各地ですでに利用可能となっている。

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