任天堂の米国法人Nintendo of Americaは,家庭用ビデオ・ゲーム機「GameCube」の価格を現行の150ドルから99.99ドルに引き下げることを米国時間9月24日に発表した。ライバル製品であるソニーの「PlayStation 2(PS2)」と米Microsoftの「Xbox」とおよそ80ドルの価格差をつけた。価格引き下げは,9月25日より実施される。

 同社は,GameCubeのハードウエア価格を引き下げただけでなく,新しいゲーム・ソフトを追加するとともに,いくつかのタイトルの値引きを実施する。2003年末までに320タイトルを越えるGameCubeライブラリ,独占的ゲーム製品により,同社は同コンソールの販売促進を狙う。

 任天堂は,「Player's Choice」ライブラリを拡張して「Super Mario Sunshine」「Animal Crossing」「Metroid Prime」を含む6タイトルの価格引き下げを先ごろ発表している。

 さらに,11月17日に発売されるGameCube向け独占タイトル「Mario Kart: Double Dash!!」の先行予約者には,これから発売されるゲームのプレビューが見られる無料のボーナス・ディスクが提供される。

 ホリデーシーズン向けに同社がリリースするタイトルの一例は次の通り。
・「Mario Kart: Double Dash!!」(11月17日発売)
・「Kirby Air Ride」(10月13日)
・「Mario Party 5」(11月11日)
・「1080 Avalanche」(11月1日)
・「Pokemon Channel」(11月1日)
・「Final Fantasy: Crystal Chronicles」(2004年第1四半期)
・「Pokemon Colosseum」(同)

 これ以外にもサード・パーティからのGameCube向けゲーム・タイトル発売が予定されている。

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