米Intelのベンチャー・キャピタル部門であるIntel Capitalは,米Micron Technologyに対し4億5000万ドルを出資した。両社が米国時間9月24日に明らかにしたもの。Intel社は,Micron社の普通株式と交換する形で出資を行う。交換対象となる株式の数は,発行済み普通株式の約5.3%に相当するという。

 Micron社は株式の売却代金を,主に300mmウエーハ製造技術への投資と,DDR2メモリー増産にあてるとしている。

 「当社は今後も高度なマイクロプロセサと通信コンポーネントの開発を継続させるので,高性能メモリーの利用は必要不可欠な条件だ。Micron社に出資することで,将来の製品の要求に応えられるDDR2などハイ・エンド・メモリーの開発/製造を支援できる」(Intel社CEOのCraig Barrett氏)

 また両社は,将来世代のメモリー技術の開発についても協力する計画を明らかにしている。

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