米Polaroid社は,新しいデジタルIDカード・プリンタ「P50i」,「P75i」を米国時間9月18日に発表した。RFID技術の採用により,使って使い勝手を改善し,イメージ品質を最適化している。また,自動ドライバ設定,自動リボン検出が可能になった。

 Polaroid P50iプリンタは,日常的な印刷量が少ないユーザーを対象にしている。解像度300ドット/インチ(dpi)のテキスト,イメージ,グラフィック,バーコードを30ミリの塩化ビニル樹脂カードに印刷する。サイズが小さいため,デスク上での使用に適している。

 迅速に片面のモノクロまたはカラー印刷を行ない,ID,メンバーシップ・カード,ビジター・バッジを作成する。パラレル・インターフェースを標準で装備するが,オプションでUSBとRS232シリアルも提供される。Windows 98,同NT 4.0,同2000,同ME,同XP向けドライバが付属する。

 P75の後継となるPolaroid P75iは,P50iと同じように片面にモノクロまたはカラー印刷を行なう。所要時間は25秒未満。同モデルは,リボンの残量低下,残りのカード数,印刷状況などの印刷パラメタ,プリンタのクリーニングを促すメッセージなどを表示するLCDメッセージ・センターを提供する。同機能により,プリンタの使い勝手とメインテナンスが容易になった。P75iは,P50iと同じドライバを収録し,パラレル,シリアル・インタフェースを標準で備える。オプションでUSBインタフェースも利用できる。

 P50iとP75iは,同年第4四半期に出荷が予定されている。価格はそれぞれ2995ドルと3995ドル。

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