米Sprintは,今後3年間にかけて営業経費を5~7%削減する計画を米国時間9月17日に発表した。同計画により,年間10億ドルを超える営業経費の節減を目指す。
同月,同社は事業の再構成を行なう計画を発表していた。同社は,ローカル,長距離,無線電話サービスのバンドル・サービスの提供にともない,組織構成を企業市場と消費者市場の2部門に注力する体制に移行する。現在は,ローカル電話サービス,長距離,データ・サービス,無線といった製品グループ組織で運営している。
同社は,営業経費の削減を体制の整備と余剰部分の削除,事業プロセスの自動化とリエンジニアリング,デジタル化,組織の再設計と合理化を通じて図るとしている。過去2四半期において,同社は35億ドル以上の純負債の削減に成功している。2年間で70億ドルの削減を目標に掲げていたが,6カ月間で目標の半分以上の削減を達成した。
収益面では,新規顧客の獲得と既存の顧客に対するサービス販売の促進による売上高の増加を狙う。
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