米Microsoftと米Motorolaは，Microsoft社のモバイル機器向けソフトウエア「Windows Mobile」を搭載したMotorola社製スマートフォン「MPx200」を米国時間9月14日，発表した。
北米市場では，米AT&T Wirelessを通じて2003年第4四半期に販売を開始する。AT&T Wireless社のGSM/GPRS無線ネットワークで利用可能。
MPx200は大型カラー・ディスプレイや和音スピーカのほか，拡張スロットを備えており，最大1Gバイトまでのメモリーを搭載可能。「音楽，ゲーム，ビデオ・ファイルの大容量ライブラリを保存し，楽しむことができる」（3社）
MPx200では，Pocket Internet Explorerを使ってWebブラウジングを行い，「Windows Media Player」でビデオ・クリップを視聴したり，デジタル音楽をダウンロードできる。個人情報管理（PIM）機能により，Microsoft社のOutlookの住所録，受信箱，カレンダ，タスクなどにUSBあるいは無線経由でアクセスして同期化することが可能。
また，企業のMPx200ユーザはファイアウオールを超えて容易に企業情報へアクセスできる。MSN Messengerサービスとの連携や，ニュース，天気予報，スポーツ情報などを配信するAT&T Wireless社の「mModeSM」サービスへのワンクリック・アクセスも提供する。
なおMPx200は，フランスのFrance Telecom傘下にあるOrange社などを通じて，2003年10月に欧州と香港でリリースするという。Microsoft社とMotorola社はスマートフォンやPocket PCなどのモバイル機器に関する提携のもと，マーケティングや無線関連開発者向けプログラムを共同で実施する。
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