米BEA Systemsが米国時間9月8日に,ビジネス・インテグレーション(BI)支援サービスについて明らかにした。同社のJavaアプリケーション・サーバー「BEA WebLogic Platform 8.1」をベースに,コンサルティング,教育,サポート・サービスを提供する。

 BEA社は新たなサービスを通じて,BEA WebLogic Platform 8.1の導入促進を図る。「BEA WebLogic Platform 8.1を用いることで,ソフトウエア・インフラの再利用,事業の柔軟性,開発者スキルのシナジー効果を向上し,短期的および将来的なコスト削減を可能にする」(BEA社)

 今回発表したコンサルティング・サービスの主な内容は以下の通り。

・アプリケーション,データ,プロセスの統合に必要な条件を査定し,BI計画と設計を支援する。分析を行ったのち,現在あるいは将来のIT投資に向けた統合ロードマップを提供する。

・新たなアダプタ「Reusable Adapters」で,広範なアプリケーション・リソースへのアクセスを大幅に向上する。

・統合ロードマップを設計,実行するためのベスト・プラクティスを提供する。BEA社の技法「SteelThreads」やガイドライン「Solution Acceleration Guides」を用いる。

 教育サービスでは,設計者,開発者,管理者などあらゆるIT職を対象に,アプリケーションの各段階にわたるカリキュラムを提供する。またサポート・サービスには,オンライン・チャット,オンライン・レポートといった機能を追加した。

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