「米Apple Computerの有料音楽配信サイト『iTunes Music Store』における楽曲の販売ダウンロード数が，サービス開始から約4カ月後の9月3日に1000万曲を突破した」。Apple社が米国時間9月8日に明らかにしたもの。同社が4月28日にサービスを開始して以来，週平均50万曲以上の楽曲を販売した計算になる。
Apple社CEOのSteve Jobs氏は，「わずか4カ月で，合法的に1000万曲をオンライン販売したことは，音楽業界，アーティスト，音楽愛好家にとって記念すべき出来事である」と述べた。
iTunes Music Storeでは，大手音楽会社や独立系レコード会社の楽曲20万曲以上を合法的に販売。ユーザーは30秒間無料で曲を試聴し，1曲99セントでApple社のデジタル音楽ソフトウエア「iTunes」にダウンロードできる。 個人利用が目的であれば，ダウンロードした曲の複数CDへの焼き付け，携帯型音楽プレーヤ「iPod」複数台での再生，最高3台までのMacintoshコンピュータ上での再生が認められている。同社は2003年末までに同サービスのWindows版リリースを予定しており，WindowsユーザーもiTunes Music Storeを利用できるようになる見通しだ。
またApple社は同日，容量を増強したiPodの新モデルを発表した。20Gバイトと40Gバイト構成が用意されており，最大1万曲の音楽を保存することが可能。価格はそれぞれ399ドルと499ドル。
「当社は，最大1万曲の音楽を保存できるiPodとiTunes Music Storeによって，完全な音楽ソリューションを提供している」（同氏）
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