米Intelは米国時間9月4日,2003年第3四半期業績見通しの中間修正を発表した。売上高見通しは76億~78億ドルで,従来予測である73億~78億ドルの下限を引き上げた。

 Intel Architecture事業が,幅広い地域で好調に進んでおり,とりわけ新興市場の需要が高い。一方,通信製品事業は依然として軟調だという。

 粗利率の見通しは56%(プラス/マイナス2ポイント)としていたが,この上限に近い数値となる見込み。

 その他については,これまでの予測通りである。

 ちなみに,同社の2003年第2四半期決算は,売上高が68億ドル(前期比1%増加,前年同期比8%増加)。純利益は8億9600万ドル(前期比2%減少,前年同期比101%増加)で,1株当たり利益は14セント(前期から横這い,前年同期比100%増加)だった。

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