米Sun Microsystemsと米Siebel Systemsは米国時間9月1日,ソフトウエア開発に関して複数年の提携を結んだことを明らかにした。両社は,Siebel社の「Siebel eBusiness Applications」とSun社の「Sun ONE」ソフトウエアの統合,サポート,開発,テストに共同で取り組む。「両社製品の組み合わせにおける高い安定性を確保し,開発期間を短縮するほか,顧客の導入コスト削減を可能にする」(両社)

 提携のもと,Siebel社は「Sun Cluster 3.0 High Availability(HA)Agent」への対応を進める。「SunPlex」環境と組み合わせることで,復旧時間の短縮や管理の簡素化を図り,Siebel社製アプリケーションの可用性を高める。

 また,「Sun ONE Identity Server 6.0」と「Siebel 7.5」の妥当性検証を行う。両製品の連携を強化し,WWWベースのリソースへの安全なアクセスを実現する。「Sun ONE Portal Server 6.0」と「Siebel Employee Relationship Management(ERM)7.5」の検証も行い,「企業戦略の実行と運用コストの削減を支援する」(両社)。

 そのほか,Siebel社は「Sun ONE Web Server」「Sun ONE Directory Server」「Sun ONE Messaging Server」へのサポートにも取り組む。

 Siebel社会長兼CEOのThomas M. Siebel氏は,「当社の多くの顧客が,当社製品とSun社のインフラを組み合わせている。今回の提携により,顧客は両社の優れたアプリケーションを統合し,最速の投資回収を実現することができる」と述べた。

 「顧客はSun ONEソフトウエアとSiebel eBusiness Applicationsの統合に時間をかける必要はない。それは,我々が済ませているのだから。さらに,ほかでは得られないレベルのセキュリティとサービスも提供する」(Sun社会長,社長兼CEOのScott McNealy氏)

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