UNIX互換OS「FreeBSD」を推進する非営利団体FreeBSD Foundationが,Java JDK version 1.3.1のFreeBSD用バイナリ・パッケージの配布を始めたと,米国時間8月25日に発表した。同パッケージは,同団体のWWWサイトから無料でダウンロードできる。FreeBSD Foundationでは,FreeBSDディストリビュータ向けのOEMライセンスも用意している。

 Java対応について,FreeBSD Foundation会長のRobert Watson氏は,「FreeBSDが企業で成功を収めるのに欠かせない要素」と述べる。またFreeBSDコア・チームのWes Peters氏は,「Javaバイナリ・パッケージのインストール作業を容易にすることで,すべてのユーザーがFreeBSDプラットフォーム上でJava技術の恩恵を受けられるようになる」と語った。

 今後の計画については,同団体書記兼財務担当のJustin T. Gibbs氏が以下のように説明する。「JDK 1.3.1対応を終えたことで,我々はJDK 1.4.X対応に向かう。FreeBSD用Javaについて作業中のボランティア達が,すでにかなり対応を終えている。当団体としては,作業完了を目指し,財政面の活動を強化させていく」

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