米MusicNowと米BMGは，Elvis Presley専門の音楽配信チャネル「ELVIS 2ND TO NONE」を米国時間8月19日発表した。MusicNow社のデジタル音楽配信サービス「MusicNow」で提供する同チャネルでは，2000曲を超えるElvis Presleyの楽曲を視聴／ダウンロードできる。
ELVIS 2ND TO NONEは，10月7日にリリース予定の同名の新譜「ELVIS 2ND TO NONE」の楽曲を始め，「My Way」「I Can't Help Falling In Love」「Suspicious Minds」などのシングルや，「How Great Thou Art」「Elvis is Back!」「Blue Hawaii」などのアルバム収録曲を配信する。
MusicNowの加入者は，Windows Media 9形式で楽曲のストリーミングやダウンロードを実行できる。別途料金を支払えばCD-ROMに記録することも可能。同チャネルのホーム・ページでは今後，楽曲提供だけでなく，Elvis Presleyに関する記事や商品も追加していく予定だという。
「デジタル音楽は、今後の音楽配信の主役になると考えており、MusicNowでElvis Presleyという偉大なアーティストの楽曲を配信できることを喜ばしく思う」（BMG社戦略マーケティング部門ディレクタのVictor Penev氏）
MusicNowではElvis Presleyのほかに，ブルー・ノートやクインシー・ジョーンズの専門チャネルをすでに提供開始しており，今後もMusicNowのチャネルで様々なアーティスト／レーベルの楽曲を配信していくという。
ちなみに，大物アーティストの合法的音楽配信としては，米RealNetworks，米Best Buy，英EMI Musicが，RealNetworks社の「RHAPSODY」サービスでRolling Stonesの楽曲を独占的に配信する計画を8月18日に発表している。
◎関連記事
■米RealNetworksがデジタル音楽サービスでローリング・ストーンズの楽曲を提供，「同バンドの合法配信はこれが初めて」
■米Microsoft，欧州向け音楽ダウンロード・サービスを開始
■「『iTunes Music Store』のダウンロード数が500万曲を超え，『iPod』の出荷台数は100万台に」，米Apple
■米アップルがWindowsでも使えるMP3プレーヤー「iPod」を発表。最大4000曲を保存可能
■米MUSICMATCH，デジタル音楽配信サービス向けに音楽レーベル9社と契約
■米Roxio，合法の有料音楽配信サービス「Napster 2.0」をクリスマスに開始へ
■「音楽販売の低迷はダウンロード・サービスが要因，しかし消費者の意識に変化も」，米調査より
■Napsterも音楽配信サービスに参入！本当に普及するのか？
[発表資料へ]
