米BEA Systemsは,2003年5月~7月(2004会計年度第2四半期)の決算を発表した。売上高は2億4500万ドルで,前年同期の2億2590万ドルから8%増加した。GAAPベースの純利益は2590万ドル(希薄化後の1株当たり利益は6セント)で,前年同期の2020万ドル(同5セント)から28%の増益となった。
当期売上高のうち,ライセンス収入は前年同期比3%増の1億2740万ドル。営業キャッシュ・フローは4810万ドル。GAAPベースの営業利益は前年同期比35%増の3680万ドル。営業利益率は15.0%で,前年同期の12.1%から2.9ポイント増加した。
プロフォーマ・ベースの場合,純利益は3040万ドル(希薄化後の1株当たり利益は7セント)。営業利益は前年同期比22%増の4320万ドル,営業利益率は前年同期の15.7%から17.6%に増加した。
BEA社設立者兼会長兼CEOのAlfred Chuang氏は,「IT支出状況がふるわない中,前期に続いて堅調な業績をおさめることができた。当期では,過去最高のライセンス収入に加えて,営業利益,営業利益率,営業キャッシュ・フローなどが向上した」と説明する。
またBEA社は,「当初の計画通り,7月に『WebLogic Platform 8.1』をリリースした」(同氏)。今後は過去6カ月間に実施した組織編成をベースに,新たな市場戦略を展開していくという。
◎関連記事
■米BEAが2003年2月~4月期決算を発表,前年同期と比べて増収増益
■「アジア太平洋地域の事業が好調,香港市場に大いに期待」,と米BEA
■米BEAの2002年11月~2003年1月期決算は増収増益,「業界低迷の痛手は無い」
■米BEAが2002年第3四半期の決算報告,キャッシュ・フローが41%,経常利益が22%増加
■米BEAが01年11月~02年1月期決算を発表,前期と比べ増収増益
■米BEAがJVMの新版「WebLogic JRockit 7.0」をリリース,「Intelベースのサーバーに最適化」
■米IBM,ビジネス・インテグレーション・ソフトの米Holosofxを買収
■アプリケーション・インテグレーション,ミドルウエア,ポータル市場は2006年に105億ドル規模に成長,米Gartnerが発表