米Microsoftは米国時間8月19日,「Microsoft Office System」の主要製品の開発が完了し,製造段階(RTM)に入ったと発表した。価格は現行製品の「Office XP」と同等という。米国およびカナダで10月21日に発売する予定。また9月末には複数のパソコン・メーカーが同製品をプリインストールしたパソコンを出荷する見込み。

 Microsoft Office Systemは,同社のプロダクテイビティ・プログラム,サーバー,サービスの総称。主要製品には,「Word」「Excel」「PowerPoint」「Access」「Outlook」「Visio」「FrontPage」「Publisher」というMicrosoft Office 2003のアプリケーションがある。

 その他ファミリ製品としては,「Microsoft Office SharePoint Portal Server 2003」「Microsoft Exchange Server 2003」「Microsoft Office Live Meeting 2003」「Microsoft Office InfoPath 2003」「Microsoft Office Live Communications Server 2003」「Microsoft Office OneNote 2003」などを用意する。

 Microsoft Office 2003の各エディションの米国における予想小売価格は以下の通り。

・Microsoft Office Student and Teacher Edition 2003:149ドル
・Microsoft Office Standard Edition 2003:399ドル
・Microsoft Office Professional Edition 2003:499ドル

 各アプリケーションを単体で購入する場合の米国における予想小売価格は以下の通り。

・Microsoft Office Word/Excel/Access/PowerPoint 2003:229ドル
・Microsoft Office Outlook 2003:109ドル
・InfoPath 2003:199ドル
・OneNote 2003:199ドル(北米のみを対象とする100ドル相当の割引クーポンが付属する)

 同社はMicrosoft Office Systemファミリの製品およびサーバーの価格一覧を,Webサイトに掲載している。企業など向けのボリューム・ライセンスの価格については,9月1日に明らかにする。

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