米Microsoftのメディア・センター技術「Windows XP Media Center Edition」に対応した製品が，フランス，ドイツ，英国，中国，日本の5カ国で年内に登場する。Microsoft社が米国時間8月6日に明らかにしたもの。
Windows XP Media Center Editionは，Windows XPの拡張機能。Windows XPと消費者家電製品のユーザー・インタフェース仕様に相当し，AV機器としてパソコンを利用可能にするもの。テレビ，PVR，音楽，DVD，写真などを，パソコンのキーボードを使わずにリモコンで操作できる。
これまで，Windows XP Media Center Edition対応製品は米国，カナダ，韓国のみの販売だった。
フランス，ドイツ，英国，中国，日本では，既に20社以上のメーカーがWindows XP Media Center Editionへの対応を表明している。日本で販売を予定しているのは富士通，日立製作所，NEC，ソーテック，東芝の5社。東芝は日本以外の4カ国にも製品を出荷する予定。
またMicrosoft社は，日刊編集センターならびに欧州のBroadcasting Dataservicesと提携し，Windows XP Media Center Edition搭載パソコン・ユーザーに無償のTVガイドを提供することを明らかにした。ユーザーはWindows XP Media Center Edition搭載パソコンで，テレビ番組リストから連続ドラマや映画，スポーツ番組などを選択・視聴・録画できる。
「2002年10月にWindows XP Media Center Edition対応製品が登場して以来，顧客や提携先から大きな反響を得た。今回，アジアと欧州という新たな市場で，Windows XP Media Center Edition対応製品が販売される見通しとなったことをうれしく思う」（Microsoft社Windows eHome部門ジェネラル・マネージャのKevin Eagan氏）
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