米D-Link Systems社と米Texas Instrument(TI)社は,無線LAN規格「802.11g+」に準拠するTI社のチップセット「TNETW1130」を搭載する新しいネットワーキング製品ファミリ「D-Link AirPlus XtremeG+」を米国時間8月6日に発表した。同製品ファミリは,欧州とアジア市場向けに同年第3四半期後半に出荷される予定。

 AirPlus XtremeG+製品ファミリには,2.4GHz帯対応の802.11gに準拠している。無線アクセス・ポイント「DWL-G2000AP」,ラップトップ向け無線CardBusアダプタ「DWL-G650+」,簡単にデスクトップにインストールできる無線PCIアダプタ「DWL-G520+」などが含まれる。802.11g+に準拠しており,最高で802.11bの8倍に該当する平均スループットを実現するという。DWL-G2000APは,Webベースのインタフェースで容易に設定と操作ができる

 搭載されるTIの無線チップセットTNETW1130は,802.11g+技術を提供する。IEEE802.11a/b準拠の製品とも互換性を持つため,混成モードで利用できる手頃な高性能Wi-Fiデバイスの提供が可能になる。

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