米Gatewayは,同社初の超小型USBデジタル音楽プレイヤ「Gateway Digital Music Player」を米国時間8月5日に発表した。同製品は,デジタル音楽プレイヤ,USBストレージ,デジタル音声レコーダとして3つの役割を果たす。

 チューインガムのパッケージほどの大きさの本体にバックライト型ディスプレイを搭載する。USBポートでPCに直接つなげられる。記憶容量は,フロッピ・ディスク88枚分に該当する128Mバイト。重さは約42.5グラム,厚さ1.27センチ。128Mバイト版のモデル「DMP-200」は,129.99ドルで提供される。

 同製品は,ビルトインのUSBポートにより直接コンピュータに接続できるが,バッテリによりデータは保護される。プラグ&プレイのUSB接続により,ケーブル,ソフトウエア,フロッピを使わずにMP3音楽のダウンロード,ファイルの転送,デジタル画像の共有ができる。

 同プレイヤ本体で,音楽ファイルの削除,フォーマットとともにカスタムのプレイ・リストを作成できる。ディスプレイは,文字列が3行表示できるため,楽曲のデータが見やすく,アクセスしやすい。1本の単4電池で音楽の再生が10時間以上できる。首にかけるストラップ,ステレオ・イヤホン,ユーザー・ガイド,インストレーションCD,単4電池1本が付属する。

 データ・ストレージとしては,128M版は,MP3またはWMA形式のデジタル音楽を2時間分,122Mバイトのデータ・ファイルを記録できる。デジタル音声レコーダとしては,最高9時間の音声を記録できる。

 128Mバイト版のGateway Digital Music Player「DMP-200」は,直ちに入手可能。256Mバージョンの「DMP-300」は,8月14日から販売される。価格は169.99ドル。

◎関連記事
米SanDisk,口紅サイズのUSBフラッシュ・ドライブ「Cruzer Mini」を発表
米M-Systems,「世界最小」の1GビットMLCフラッシュ・メモリーを発表
ソニーの米国法人がUSB 2.0対応の小型ストレージ・メディアを発表。最大記憶容量を従来の2倍に

発表資料へ