米SCO Groupは,「OpenServer Kernel Personality(OKP)」の出荷開始を米国時間7月30日に発表した。同製品は,同社の旧型UNIX製品「OpenServer」用のアプリケーション・ソフトをそのまま同社の「UnixWare」で動作可能にする。そのため,OpenServerユーザーがUnixWareに移行してもOpenServerへの投資は守られる。

 OKPは,米Microsoftが開発・販売していたx86プロセサ上で動くUNIX「XENIX」と互換性を持つとともに「OpenServer 5.0.4」「同5.0.5」「同5.0.6」と最新版の「同5.0.7」に対応する。「SCO UNIX」「SCO OpenDesktop」を含め,OpenServer 5.0.4以降のバージョン向けに書かれたアプリケーションは,OKP上で動作する。

 同製品は,同社のWebサイトからダウンロードしてUnixWare 7.1.3のアドオンとして直ちに利用できる。8月1日からは,UnixWareメディア・キットに収録される。

 UnixWare 7.1.3 with OKPのBusiness版とDepartmental版は,プロモーション期間に限り特別価格にて提供される。また,OpenServer 5.0.4~5.0.7も通常より150~200ドル割り引いたプロモーション価格で提供される。

 同製品に関する詳細は,同社のWebサイトに掲載されている。

◎関連記事
米SCO,Webサービス関連ソフトを手がける米Vultusを買収
米SCOがJavaアプレット版Xサーバー・ソフトTarantellaの新版を出荷
米SCO,「Linuxユーザーが訴訟を回避するため」のラインセンス・プランを発表
米SCO,UNIXシステムでLinuxアプリの利用を可能にする「SCO UnixWare」の新版を発表

発表資料へ