加Nortel Networksは，台湾の通信事業者であるAsia Pacific Broadband Wireless Communications（APBW）向けの第3世代（3G）無線データ・ネットワークを構築した。Nortel Networks社が台湾で現地時間7月25日に明らかにしたもの。APBW社は同ネットワークを利用し，2003年第3四半期初めより「台湾初の商用3Gサービス」（Nortel Networks社）の提供を予定している。
APBW社は，台湾全土で無線音声／データ・サービスを展開する。CDMA2000 1X技術を使用し，データ・サービスの通信速度は最高153kbpsという。台北の都市部ではCDMA2000 1xEV-DOを導入し，最高2.4Mbpsというより高速なデータ・サービスの計画もある。
Nortel Networks社はAPBW社に対し，回路コア，パケット・コア，アクセス・ネットワーク技術といったソリューションを提供する。導入する機器は，CDMA Metro Cell無線基地局，CDMA2000 1xEV-DO無線ネットワーク・コントローラ，エレメント管理システム，CDMAパケット・データ・サービス・ノード，「Nortel Networks Passport 8600」GビットEthernetルーティング・スイッチ，「Passport 7000」マルチサービス・スイッチや，関連インフラなど。
APBW社は，現在台湾でCDMA2000対応サービスを提供している唯一の企業。使用中のCDMAインフラはすべてNortel Networks社が納入したという。
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