米Atheros CommunicationsのIEEE802.11b/g対応LSIと同802.11a/b/g対応LSI用のLinuxおよびFreeBSDデバイス・ドライバが,インターネットから無償で取得できる。同社が米国時間7月23日に明らかにしたもの。Linux用ドライバはSourceForge.netのWebサイトで,FreeBSD用ドライバはFreeBSD ProjectのWebサイトで入手可能。

 Linux用ドライバは,Errno Consulting社のSam Leffler氏が開発した。ネットワーク・アダプタ,アクセス・ポイント,家庭用ゲートウエイなど,Linuxベースの802.11b/gや802.11a/b/g製品を作成する際に,ビルディング・ブロックとして利用できるように設計したという。「同ドライバは,3世代ある当社製無線LAN用LSIのすべてに対応している」(Atheros社)

 「オープン・ソースの開発者や研究者は,これまで無線技術を活用しきれていなかった。Atheros社製LSI用のLinuxおよびFreeBSDドライバが利用可能になったことで,時代遅れのハードウエアを使わずに済むようになる」(Leffler氏)

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