米Instant Technologies社は,「Instant TeamMessenger 2.0」を米国時間7月22日に発表した。同製品により,電子メール・クライアント「Outlook」のユーザーは,IBM社の「Lotus Instant Messaging(旧称:IBM Lotus Sametime)」の全機能にアクセスできるようになる。

 仕事でLotus Instant Messagingを利用しているが,電子メール・クライアントはNotesよりもOutlookを好むユーザーは,同製品によりOutlookを使いながらLotus Instant Messagingが利用できるようになる。Outlookユーザーは,IMコンタクト・リストをOutlookで管理できるとともに,IMで交わしたすべての会話の保存もできる。

 Outlookユーザーが電子メールを閲覧するときに,Instant TeamMessenger 2.0は自動的に「宛先」,「差出人」,「CC」の欄に誰がオンライン状態にあるかを表示する。ユーザーは,Outlookを離れることなく1対1,またはグループのチャットを即座に開始できる。

 新版では,インスタント・ミーティング,グループ・チャット機能を加え,クライアント側のチャット・ロギングを強化し,持続性があるbuddyリストを提供する。同製品は, Outlook 2000以降で動作する。

 同製品は,Microsoft,IBMパートナ, Instant Technologies社のWWWサイトから入手可能。価格は20ドル。大量ライセンス向けの割り引き価格も用意されている。無償のトライアル版は,同社サイトからダウンロードできる。

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