米Hewlett-Packard（HP）は，Webサービス管理フレームワーク「Web Services Management Framework」をXML関連の標準化団体Organization for the Advancement of Structured Information Standards（OASIS）に提出すると，米国時間7月21日に発表した。
同フレームワークは，米Ascential Software，米BEA Systems，米Informatica，アイルランドIONA，米Oracle，米Sun Microsystems，米TIBCO Software，米webMethodsなどの企業が支持を表明している。
Web Services Management FrameworkはHP社が中心となって開発した技術。Webサービス自身を含むリソースを管理するための論理的なアーキテクチャであり，Webサービスを介して管理作業が行える。管理対象の企業内にある全ITリソースの管理情報を開示する方法と，リソース管理方法を定義している。
同フレームワークは管理作業の標準化も導入でき，業務の変動に追従可能な業務プロセス指向のIT環境を，段階的に作り上げられるという。モデルやプラットフォームに依存せず，さまざまな管理作業を必要とする多様な環境に適用可能なよう設計してあるので，J2EE，.NETなどのプラットフォームで利用できる。
Web Services Management Framework 2.0の仕様書は，HP社のWebサイトで無償提供している。同仕様は2003年7月28日開催予定の会議の場で，OASISのWeb Services Distributed Management Technical Committee（WSDM TC）に提出する予定。
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