フランスのThomsonと韓国のLG Electronicsは,プラズマ・ディスプレ関連技術を共同で開発する計画について,パリで現地時間7月11日に発表した。Thomson社CEOのCharles Dehelly氏とLG Electronics社デジタル・ディスプレイ/メディア部門社長兼CEOのNam K. Woo氏が,同日現地で調印を済ませた。契約期間は2年間とし,その後1年ごとに更新するという。
Thomson社とLG Electronics社は,同額の研究/開発資金を出資し,プラズマ・ディスプレイ用モジュールに適用できる新技術を開発する。ただし両社は,具体的な出資金額については明らかにしていない。
共同研究に向けThomson社は,平面ディスプレイに注力しているフランスのレンヌとドイツのフィリンゲンにある研究所を中心に,欧州の研究所から研究/開発リソースを提供する。同社は現在,プラズマ技術に関して100種類以上の特許を保有している。なかでも,電源部や電子波削減などパネルのアドレッシングと駆動に関するものが多いという。
「LG Electronics社と提携し,同社の生産技術を活用することで,当社はクラス最高のプラズマ・モジュールを手に入れられるだろう」(Thomson社)
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