米Hewlett-Packard(HP)は,中小企業(SMB)向けに低価格なデスクトップ型PC「HP Compaq Business Desktop d220 Microtower」を米国時間7月2日に発表した。最小構成で349ドルからの提供となる。

 マイクロ・タワー型の同デスクトップ・モデルは,CPUは動作周波数2.8 GHzのPentium 4または2.0 GHzのCeleronから選択でき,3つのPCI拡張スロット,2つのDDRメモリー・スロット,5つのドライブ・ベイを搭載する。

 「SMB顧客は,IT投資の最大有効化を求めている。低価格でパフォーマンスに一貫性を持ち信頼できる『HP Compaq d220』は,価値を求める企業にとって堅実なプラットフォームの選択肢となる」(HP社パーソナル・システム・グループビジネス・デスクトップ部門副社長のAlex Gruzen氏)

 カスタマイズされたソリューションは,7月7日から提供される。米国における予想小売価格は,2.0 GHzのCeleronプロセサ,40Gバイトのハード・ドライブ,128MバイトのDDR SDRAM搭載の構成で349ドルから。同構成でプロセサに2.8 GHzのPentium 4プロセサを選択した場合の予想小売価格は499ドル。

 プリコンフィギュアされたソリューションは,2.0 GHzのCeleronプロセサを搭載したモデルで予想小売価格429ドルから。また,より高い処理力を求める顧客には,2.8 GHzのPentium 4プロセサ,40Gバイトのハード・ドライブ,512MバイトのDDR SDRAM,Intelのグラフィクス機能「Extreme Graphics」,DVD+RW/CD-RWコンボ・ドライブ,6つのUSB 2.0ポート,OSにWindows XP Professionalを搭載して予想小売価格799ドルで提供する。

 HP Compaqデスクトップは,Microsoftからの最新のOSとともにMandrakeからのLinuxも選択できる。HP Compaq d220では,OSとしてWindows XP Professional版,同Home版,Linux v9.1のいずれかを選択できる。

 同モデルは,HPまたは正規代理店から提供される。同製品の詳細は,同社のWWWサイトに掲載されている。

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