米Hewlett-Packard（HP）と米NetLedgerは，ハードウエアからアプリケーションまでを含む総合的な中小企業向け業務管理ソリューションの提供に向けて協業すると，米国時間6月19日に発表した。「同ソリューションで，HP社の製品とNetLedger社の業務管理アプリケーション『NetSuite』を組み合わせて提供し，中小企業の業務全体の管理を行う」（両社）とする。
この合意により両社は，HP社の「ProLiant」サーバーを使い，NetLedger社のデータ・センターでNetSuiteを動作させてソリューションを提供する。協業活動は，米国で2003年6月より始める予定。
HP社パーソナル・システム・グループ米大陸中小企業担当副社長のRobyn West氏は，「中小企業顧客が求めているものは，業務管理に利用して顧客対応に集中するための，シンプルで手間いらずの低価格な技術ソリューション」と説明する。
「NetLedger社との協業で得られる相乗効果により，わずかな人数のIT担当者を配備するだけ，場合によってはまったく担当者を確保しないで済む総合ソリューションの提供が可能となる。このソリューションは，IT投資の生み出す価値をより大きくするだろう」（同氏）
NetLedger社のアプリケーションはオンライン・サービスとして提供されており，単一の総合システムで主な業務プロセスをすべて管理できるという。料金体系は従量制で，1ユーザー当たり月額約50ドルから。「高額な前払いライセンス料は不要で，ハードウエアやソフトウエアに関係するメンテナンス料金もかからず，複雑なセットアップ作業も必要ない」（両社）
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