米AOL Time WarnerのAmerica Online（AOL）は米国時間6月11日に，インスタント・メッセージング（IM）管理ソフトを手掛ける米IMlogicをIM事業のパートナ企業「AIM Certified Partner」に認定したことを発表した。
提携のもと，AOL社はIMlogic社の「IM Manager」ソフトウエアを，AOL社のIMサービス「AOL Instant Messenger（AIM）」向け管理およびセキュリティ製品として認定した。企業向けAIM用ソフトウエアで認定を受けたサード・パーティ製品は「これが初めて」（両社）という。
IM Managerは，ウイルス検知や，IMチャットの履歴作成と監視を行うほか，社員による複数のIMネットワークへのアクセス権などを管理する。企業はIM Managerによって，管理，拡張性，性能，信頼性などの必要条件を満たしながら，コミュニケーション・ツールとして急速に普及しているIMを利用できるという。
AOL社は，「AIM Certified Partnership Program」を通じて，AIM向け次世代アプリケーションをソフトウエア・ベンダーと共同で開発している。製品の認定により，ソフトウエアが正常に動作することを保証する。
「IMlogic社のようなIM管理プロバイダと協力することは，企業のAIMトラフィックにセキュリティとサポートを提供するうえで非常に重要だ。IM Managerはとりわけ，複数のIMネットワークを管理するツールが必要な企業の役に立つだろう」（AOL社Strategic Business Solutions部門担当上級副社長のBruce Stewart氏）
◎関連記事
■米AOL，企業向けIMサービス「Enterprise AIM Services」を開始
■米HPが米AOLと提携し，企業向けIMサービス「Enterprise AIM Services」提供へ
■MicrosoftがOffice Systemにインスタント・メッセージ機能を追加
■米マイクロソフト，企業向けIMサービス「MSN Messenger Connect for Enterprises」を発表
■米ヤフー，企業向けIM製品「Yahoo! Messenger Enterprise Edition 1.0」を発表
■米FaceTimeが企業向けにセキュリティ管理を強化したIMソリューションを発表
■「米国IM市場で頭角を現す米Trillian，大手IMサービスとの相互操作性が武器」，米ジュピター
■定着したIMサービス，家庭／職場ユーザーとも30％以上が利用，首位は「AOL Instant Messenger」
[発表資料へ]
